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自分で事務椅子の座面掃除をした際の顛末。

DIY
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リモートワークの高まりで家庭に事務椅子等を導入した方が多いらしいですが当方は、コロナ関係なく以前から使用しています。

少し前のオフィスで良く見かけた青い布張りの一般的なワーキングチェアというものです。サンワサプライ製で20年以上前のもので8000円位だった気がします。

キャスターが割れて一回り小さくなっていますがそれ以外は、破れやガスシリンダーの故障もなく健在です。大当たりの製品。

ですが最近気になった事がありました。それが偶になのですが甘いような臭いと汗を大量に描いたTシャツを数日放置した時のような臭いが交互にするのです。しばらくその臭いがどこから来るのか分からなかったのですがどうやら椅子に座っている際に体重移動が起きると臭う気がします。

椅子には、長い事カバーをして使用していたので本来の表面がどうなっているのか10年以上見ていません。なのでカバーを外してみると・・・

正直絶句です。

これは、すごい。酷い。衝撃に備えようが有りません。

この白いのが何なのか調べてみるとどうやら主な成分は、人間の皮脂が椅子に吸収されて水分が飛んで凝固した物のようです。これが原因でカビやよろしくない菌類等が発生する可能性もあるとの記述も。

真ん中の液体が垂れたような部分は、当時の彼女とのあの時にイケナイ液体が垂れたとかでは、無くカビかどうかを判定する為にキッチンハイターを少し垂らしただけなので安心してください。

粉っぽいのでガムテープで取れないか実験してみました。すると若干取れるのですが全てを取るのは、無理のようです。

この手の汚れは、社歴の長い企業だと座面の周囲に少し出ているのを偶に見ますがここまで酷いのは、あまり見ません。まさに10年以上の血と汗と涙の結晶(ほぼ汗ですが)。

という訳でこれは、酷いのと20年位使用しているので買い替えかなぁと思うのと同時にこの汚れを取る方法は、無いだろうか?捨てるのは、良いがこの状態では、粗大ごみの回収に来た人がかわいそうすぎると思い汚れを軽減させる方法を探します。

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椅子の座面掃除方法

色々と探すといくつかありますが日本のオフィス用什器販売界隈を牛耳っている「オカムラ」の子会社で「オカムラサポートアンドサービス」のWebサイトの掃除方法の説明に皮脂油は、アルカリで溶けるのでアルカリ電解水を使用すると汚れ落ちと安全性も高く良いとなっていました。

一緒の書いてあった掃除の方法としてご家庭では、アルカリ電解水を座面に適量拭きかけて乾いた布で吸取るです。

業者だとリンサークリーナーのような水も吸取れる掃除機を使用してアルカリ電解水でビチョビチョにした座面を吸い取るという方法が紹介されていましたがそう都合よく一般家庭にそんな掃除機が存在するわけでもないですし普段の掃除で使用する場面があまりない機材を購入しようという気もないのでここは、素直に乾いた布で吸取る方法を試そうと思います。(ちなみに大抵の掃除業者やリサイクル業者は、水も吸える掃除機で吸ってるらしいです。なので中のスポンジもそれなりには綺麗かも)

簡単に入手可能なアルカリ電解水は、LECの激落ちくんでした。ドラッグストアで300円ほどです。成分的にも記述の有った業務用の商品と同じなのに価格が劇的にお安いのは、なんでなんでしょう?

こちらをプシュプシュ雨が降った後のように吹きかけます。

そして乾かないうちにボロキレなど捨ててよい布を上に載せて膝や足の裏等で体重をかけて可能な限り水分を吸い取ります。すると白かった要らないTシャツが黄色くなりました。これが皮脂かぁ。キモッ。

下が右側の方に1回やってみた結果ですが結構取れている気がします。これは、いけそうなので継続です。

激落ちくん400mlを1本使い切った状態で1日乾燥させた結果下のようになりました。十分に乾燥されていない状態だと白い粉が見えづらいようでまだだいぶ残っていますが右下の角や真ん中等に努力の跡が感じられます。

効果は、感じますが水分吸取り用の布の在庫が無くなって来たのでここでもう一つ道具を追加。そう、亀の子たわし。目詰まりを取れるブラシなら何でも良いのですがあまり使用すると毛羽が立つと書いてあったので最初は、使わない方針でしたが撤回して投入します。(掃除開始時点では、結構綺麗になるから掃除の結果次第では、この椅子を継続使用しようと心動いていたのです。)

アルカリ電解水をプシュプシュした後たわしで軽く目地に詰まった粉を書き出すような撫でるだけのような感じで座面をブラッシングしていきます。

全面にブラッシングしたら再度アルカリ電解水でびちゃびちゃにしてからボロキレで吸取ります。左側に顕著な変化が有ったのでは、ないでしょうか。

更に2本目のアルカリ電解水をびちゃびちゃにして吸取りを数度繰り返した結果が下の状態。

フラッシュを使用して撮影しても下のようにあまり汚れが目立ちません。これなら粗大ごみ回収の人も壊れて無さそうな椅子を捨てるのか?もったいないな。とか思って回収してくれそうな気がします。

上の写真だと汚れがまだ有る気がしますが肉眼だと分からない程度になっているので中古屋さんに販売されていても違和感が無い状態です。頑張った甲斐が有りました。

椅子を継続使用する場合は、24時間程度風通しの良い場所に置いておくと表面は大体乾くらしいです。

最後に

正直このまま継続使用もありかなぁ?と思ったのですが残念ながら異臭は、軽減されていますが甘いような臭いの方がまだ残っているので結局内部のスポンジ部分を洗うか交換しないとダメみたいです。

スポンジの交換も考えましたがこの椅子モールドウレタンと言うお尻の形に合わせた形状のタイプなので普通の交換用の四角いウレタンを詰めると座り心地が変わりそうな為無しになりました。

乾いた布でいくら吸おうと思っても表面以外は、吸える訳が無いので数割のアルカリ電解水が溶かした汚れと一緒にスポンジの奥に移動して結局内部で雑菌を発生させたりして異臭騒ぎになるんでしょうね。

普段使用している椅子をそれなりに掃除しようとしたらやはり水も吸える掃除機が必要のようです。掃除機の値段で椅子が買えるので椅子を買いますです。はい。

では、では。

当該記事を動画にまとめたものに興味がある方は、下からどうぞ。

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