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杉カフェ板を4枚接着して大きくフラットな天板を持つ机を作る。(反り止め編)[Part2]

反り止め DIY
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前回杉のカフェ板を4枚接着して一枚の天板にした後節などの穴にパテ塗りをしました。その後3-4日程度経過して乾いたと思うのでその後の作業を続けます。

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乾燥したパテのやすりがけ

前回紙やすりかけしたのですが裏面は、適当だったのでもう少し紙やすりかけのお話を続けます。

パテの2回塗が終わると穴自体は、埋まりますが表面が凸凹だし周囲に余分なパテが付いた状態だと思います。このままだと見栄えが悪いですしそもそも平らではないので表面を紙やすりで削ります。使用した番手は、60、120、240番です。

余った角材に紙やすりを巻いて平らな面を利用してゴシゴシすると下の写真のように平滑な面になります。穴自体は、綺麗に埋まりましたが杉板の色に対して使用したパテの色が白すぎて目立ちます。こちらは、塗装前に実験的に行った方法で何となく誤魔化せたので塗装時に記述します。

紙やすりで削った後のパテで節穴を埋めた個所

裏表合わせて数十か所パテ埋めしたので紙やすりかけは、かなり大変だったです。パテも問題なく乾燥した箇所の削り粕は、粉状ですが完全に乾いてないっぽい箇所は、消しゴムの粕のような状態になる箇所もありました。消しゴムの粕状態の粕がでる箇所は、紙やすりも目詰まりが早くより大変だった気がします。作業時間1-2時間。

周辺の杉とパテの削り粕がでるので粉塵用のマスク使い捨てのビニール手袋をしておいた方が良いと思います。できればエプロンや粉まみれになっても良い服装。風がある日は、風向きも考慮して自分の方に来ないようにしないと気づいた時には、結構粉まみれになります。
パテの削り粕が体に良いとは、思えないのでマスク必須かな。こういうのは、数十年後に効いて来るみたいです。石綿の粉塵を吸ってもすぐに被害が出る訳ではないのと一緒だと思います。

パテ埋め箇所と埋めていない箇所の平滑化に関して天板裏表合わせて使用した紙やすりの枚数は、10枚です。一般的なA4位の物を真ん中から二つに切って使用してそれだけ使用しています。
ちなみに紙やすりを切るハサミは、ハサミの表面が削れて切れなくなることがあるので作業用の物を使用した方が良いかもしれません。ダイソーで100円の時代ですし専用品を用意してもよいかも。

ダイソーの網目タイプの紙やすりは、研磨剤がポロポロ取れる物が偶にあるので余り使わない方が無難かもしれません。研磨剤が取れるとそれが小石のようになって木材の表面に傷が付きます。240番位だとなんとなくですが60番や120番辺りだと普通に分かるくらいの線傷が付く時があります。紙やすりは、通常の紙タイプを選んだ方が無難だと思います。3M製メッシュ等は、使用したことがないので品質不明です。
カインズやコメリ等ホームセンターで三共理化学製が1枚30円程度なのでそちらを選択した方が無難。1枚ずつ袋に入っているトラスコ等は、高い。

机裏に反り止めを付ける

カフェ板自体は、30mmあるので単体でもそれなりの剛性がありますが4枚接着しているので接着箇所がどの位の耐久力があるのか謎なのと無垢板は、温湿度に応じて水分が蒸発したり空気中の水分を吸ったりすると反って来るのでその反りを抑えないと机として使いづらくなってしまいます。

それらの対策として天板裏に反り止めを付けます。

本来、一枚の無垢板に対して反り止めをガッツリ強固に固定すると反って来た際に亀裂が入る可能性がありよろしくないようです。しかし、今回は、4枚の板を接着しているのと杉カフェ板がKD材という人工乾燥した板で含水率が適度なのかと思うのと最終的にニス塗り等全面塗装するので大丈夫であろうという希望的観測からガッツリと固定します。Youtubeを見るとプロの家具職人の人が反りの動きに合わせた反り止めの付け方とかやっているのですが板の膨張や反りを緩やかに抑えるというところが結局経験から来るノウハウのように思えたので「売り物ではない個人用の机だからまぁいっか」という事とダメだったら天板だけ集成材でまた作り直す言い訳ができるという素人考えでガッツリ、ガッチリ行きます。

反り止めの材木は、45mmX45mmの垂木用赤松です。90cm間隔に大引きが入っている住宅の床板を支える根太等にも使用されます。人間が乗っても耐えられるサイズですのでガッチリ行けると思います。クリア材なので比較的表面は奇麗です。

設計上は、サイズが合っていても実際に材木を合わせると気の反りや切断結果、ヤスリ掛けによってサイズが異なっている場合があるので天板の裏にこんな感じになるという事で反り止めと足の上材を並べてみました。
日の字型に並ぶ角材が反り止めでその下にある1X4材が足の上側の材木になります。

反り止めの角材が合わさる箇所にマスキングテープを貼って墨付けしておきカッターで切れば取り付け時にずれたり分解しても位置が分かります。

天板側も位置決めのマスキングテープを貼っておけば位置がずれても合わせられます。表側だけで非常にくたびれたため裏側のパテ部分の紙やすりかけは、適当になっています。普段見えないし!

反り止めの枠を先に作ってから天板に固定しようということで直角を出すのにL字金具をクランプで固定してタイトボンド3塗布とビス止めをします。
L字金具を止めるクランプの圧力は、強すぎると跡が付いてしまうのでズレない程度で大丈夫だと思います。薄い板や段ボール等を挟んで跡が付かないようにするのも手です。
使用しているクランプは、ダイソーで1個200円の物。

コーナークランプを持っていればそれの方が楽ですがこの為に購入するのももったいないので。

タイトボンド3を塗布した際に下に垂れて関係ない部分が接着されないように下に掃除用のコロコロのツルツル面を上にして敷いておきます。剥離紙と同じなのでボンドや接着剤が固まっても綺麗に剥がれます。

角材の木口にタイトボンド3を適量塗布します。

墨付け通りに角材を合わせタイトボンド3の圧着の為少しだけ圧力をかけます。

タイトボンド3を塗布した方の角材もクランプで固定します。角材の木口をZソーⅢを使用して手引きで切断したので多少小口の角度がズレているのでタイトボンド3を塗布すれば強度アップ、隙間対策になるかと思ったのですが天板にビス止めするので実は、いらなかったかもしれません。

L字金具とクランプで固定した状態で反対側からビスをうちます。ビスの頭と材木のレベルが平らになるようにするのが一般的だと思いますが今回は、5mm程度めり込ませました。
使用したビスは、ダイドーハントの65mmコーススレッド(フレキ付き)です。5mmめり込ませたのでビスの先は、取り付け先の材木に25mmめり込んでいます。70mmのビスを使用すれば良かったのですが在庫切れだったので65mmでめり込ませています。

何故25mm取り付け先にめり込ませる必要があるのかというとネットで調べたら手前の材木の厚さの2倍かビスの先が25mm以上相手の材木に刺さる仕様のビスを選ぶのが一般的と記述されているブログが多かった為です。
ビス一本の水平耐剪断力は、直径4mmで100kg以上あるらしいですし耐引き抜き力も120kg以上になるのも25mm以上相手材に刺さっている場合という実験結果がどこかにあったのも影響しています。横着しないで他の店に70mmを買いに行けばよかっただけなんですが・・・。

反り止めが日の字にできたら天板に貼ったマスキングテープの墨付けに合わせて天板にビス止めします。この際タイトボンド3も1本線で軽く塗布してあります。ビスは、各カフェ板短辺方向に対して2本ずつ長辺方向は、150mm間隔でなんとなくビスうちしています。

使用したビスは、65㎜のビスなのでやはり5mmめり込ませています。天板の厚さが30mmで反り止めの角材の厚さが45mmなので全部で75mmになります。75mmのビスをうつと天板の表面に出てしまうので70mmの地点で止まるように70mmのビスをうてば良いのですが在庫がなかったので65mmを仕方なく使用しています。
ここでも5mmめり込ませて70mm地点までビスの先を到達させています。

こういう事を実行する際は、ビスの頭より少し直径が広いドリル刃で5mm深さ程度穴を開けてその穴にビスをうつ方が綺麗にビス止めできます。が、面倒だった・・・。
ビスをうつときは、取り付け材の上に乗って体重をかけておいた方が密着度が良くなると思います。

で、ガンガンビスをうって行けば反り止め取り付け完了です。ビスをめり込ませた穴をパテなどで埋めると塗装後綺麗に仕上がります。当方は、めん・・・なのでやりませんが。
今回ビスは、フレキ付きを使用しましたがビス穴の縁がささくれ立つ箇所もあったので彫刻刀やカッターなどで綺麗にしておいた方がケガ防止になると思います。

当方は、三菱やナチの鉄鋼用ドリル刃を使用しているので余計汚くなるのかも。

最後に

反り止めを付けて塗装後足を付けて机が完成した際に天板の上に65kg程度の人類が乗ってみましたが重量による反りが数mmだったので反り止めだけでなく補強としても問題なかったと思います。反り止めの角をもう少し大きめに面取りしても良かったかと思います。

杉カフェ板が30mm厚2000mmで4kgなので4枚で16kgですが1700mmで切断したので天板が約13.6kgです。
1985mm長の45X45mm赤松垂木が1.8kgなので1420mmに切断すると1.38kg、680mmに切断すると0.616kgになり反り止め角材の重量が1.38kg(1420m)×2+0.616kg(680mm)×3=4.608kgとなります。

天板と反り止めの重量は、約18.2kg(タイトボンド3とビスの重量を除く)となるので30mm厚の一枚板でこのサイズの机の天板としては、既製品と同じ位でしょうか。
ただ、その重量の為に作業ごとに2階から階段で外まで下ろしたり上げたりが意外に大変です。運動不足の人だと1人では危ないかも。作業の流れとして塗装終わるまで反り止め付けないのが正解だったかな。

今回の内容を動画にしてYoutubeに上げています。興味のある方は、下からどうぞ。

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