先日前後のタイヤを交換しました。その後軽快に乗り回していましたがその自転車に数日前に異変を感知しました。その異変とは、夜ライトをつけるためにダイナモをガチャンと点灯状態にした時です。そう、ギャギャギャギャギャって。走行中周りの人がこちらに顔を向けます。前を歩いている人もわざわざ後ろを振り返ります。あれ?俺って人気者?等と思うわけありません。周囲5-7m位に聞こえる位の騒音のようです。乗っている自分も不快です。
ダイナモを回転させてこんな音は、久しく聞いていなかったです。子供の頃の電球タイプのダイナモで回転する部分が金属でできている物では、もう少し小さいですがこんなような音がしていました。当方は、MAGボーイという安価なダイナモ発電式のLEDライトを使用しています。こちらは、ダイナモの回転部分がゴムになっていて先っちょをブレーキパッドが接触する金属部分に当たる様にするタイプです。
Mag Boy [MLA-8-R] LEDその為最近まで騒音らしい騒音がしなかったのですが数日前の夜間走行時ライトを点灯したらギャギャギャギャギャというのです。音的に軸ぶれしているような音なのでダイナモの寿命なのかと思いとりあえず外して調査してみようかと思いました。
MAG BOYの調査
軸ぶれなら軸受けが擦り減っていたりベアリングが使われていればそこにゴミが入っていたりする可能性を考慮して分解してみようと思い立ちます。
という事でダイナモを分解する方法が謎です。一応ピンのようなものが打ち込んである気がするような箇所があったのでそのピンを抜くと黒い部分が外れるのかもしれませんがこの手の仕組みの物品を開けると多分元通りにならない予感がヒシヒシ(手が汚れそうで面倒くさそうで・・・)としたので今回は、ダイナモ自体の分解は、見送ります。
もっもちろん他に気になる事があったのでという事もあります。それは、筋です。
ダイナモの回転部分のゴム上部の筋は、たぶんライト点灯中に段差等でガッタンした際にライトのネジが緩み角度が変わった際に数度足で蹴り戻していたのでその際にたまたま蹴る方向が悪くてゴム頂部がリムの内側に行く時があってゴムを削ってしまった事があったのだろうと予想します。
その為この筋の段差が軸ぶれを起こす原因ではないかと思いこれを何とかしようとしてとりあえずカッターとヤスリで削りました。
切削作業中なにやらカラカラと音がするので前部のLEDがある部分も開けてみます。
このライトは、ライト点灯後停止すると数十秒間左右のオレンジ色のLEDのみがピコピコ点滅し続けて安全性アップという優れものなのですがその為の電力をため込んでおくコンデンサでは、無いかと思われます。何故かというと基板見るとそんな感じだからと言うのと左右のオレンジピコピコが点かなくなったと気づいたのは、1年位前ですがそれ以降も白色ライト自体は、点灯していたという事実があるからです。まぁ、このオレンジピコピコが無くても特に困らないというか 使用開始時は、 停車時に目立ち多少の恥ずかしさもあったのでまぁ、無くても良いかなとか
と、いう訳でゴム頂部を削ったので取り付けて試験走行の前に前輪を持ち上げて前輪を回転させてみます。ギャギャギャギャギャ・・・・ん???もう一回。ギャギャギャギャギャ。ダメじゃん。
しかしこんな事でくじける当方では、ありません。じ~~~~っとダイナモを見つめます。視線で殺傷できる位じ~~~~~っと。
!!!!! あれ?
ブレーキパッドが接触する金属部分を見るとすじの跡の位置が違います。そう、ライトの角度を下に向ける為に少し上位置にライトをねじ止めしたのですがそれだと金属部分の上ぎりぎりにダイナモのゴム頭が接触しているようです。
しかし金属部分を良く見るともう少し下に跡が見えます。こっちかな?と思いそちらに頭の先が接触するように位置を変更して前輪を回してみます。フューーーっと以前と同じ大した音では、無い回転音になりました。
とりあえず試乗です。結果大丈夫。静かです。誰も振り返りません。まるで誰も存在していないかのように・・・。存在感が・・・。
最後に
ダイナモの寿命なら買換えだと思っていましたがゴム頭の接触位置を数mm移動しただけで問題なくなってしまったので拍子抜けです。ブレーキパッドが設置する金属部分の上方と下方で何が異なるのか解りませんが騒音問題解決なのでめでたしめでたしです。
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