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破けてきた自転車の穴あきサドルを自分で張り替えた。

自転車
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自転車のサドルの性能は、意外に重要だと思います。

硬すぎればすぐにお尻が痛くなりますし大きめでも安いものだとすぐにぺちゃんこになって結局硬いのと同じでお尻が痛くなります。サスペンションが破損したりもしますし。

当方は、大き目で真ん中に穴が開いているサドルを使用していて夏場など多少蒸れ防止になっているような気がしていたりもします。

そんなサドルが破けました。そう、どんどん。

VELO VL-6103E

最初は、1箇所で5mm程度だったのがどんどん広がって上の画像のように数箇所亀裂のように破けてしまいました。

これだとさすがに雨の時に水を吸ってヌレヌレになりますしスーパーの駐輪場などで黒いサドルにスポンジの色が見えているのは、少々格好悪いです。

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対応検討

破れている以外は、特に乗り心地に問題は、無いですし気にっていたので同じものを購入しようと物色します。

上の写真は、VELOのVL-6103E コンフォートサドルという少し大きめのサドルです。購入当時は、2500円程度だったものが昨今の円安の影響かわかりませんが4000円程度に値上がりしていました。

4000円は、少々お高いかなと思い他の穴あきサドルを探すと2000円程度からあります。

あるのですがレビューを見ると1か月程度でサスペンション部分が割れたり破れたり雨を防げずに染みている等気になる書き込みが複数あって購入には、抵抗感がありました。

「このサドルの表皮は、合皮かビニールっぽいから自分で張り替えたら良いのでは」と余計な考えが浮かんでしまいます。

調べるとバイクのサドルは、自分で張り替えている人が多く自転車のサドルは、少数のようですがいないわけでは、無いようで大体同じような張り替え方をしています。

補修用の糊付の補修用合皮シートを使用している人->見栄えがちょっと。夏場など糊がネチョネチョしそう。
破れた個所を黒マジックで塗っているだけの人->雨が防げない。
破れた個所に接着剤を塗って固めている人->その横が接着剤で突っ張って破けるのでは?ズボンに糊の破片が付きそう。
等あまり採用できない補修方法をしている人もいました。

バイクも自転車も一番の王道は、現在の表皮を剥がして新品の合皮に張り替えるです。(自転車の場合は、買い替えるも手ですが代替品が・・・)

サドルの張替

自転車からサドルのみ外してきて裏返すと裏側に金具がついているのでネジを外して金具を外します。

サドルによって金具を外せたり外せなかったりするとおもいますがこのサドルは、サスペンション部分も綺麗に外れました。

調べたらほとんどの人は、ここから破れた表皮を剥がしていましたが当方は、このまま上から貼ってしまおうと思っています。

新しい合皮を止める方法は、こちら。ハンドタッカーというものです。

SUNDRY 角利 2Way強力ハンドタッカー PHT-2Wというものでいつものアマゾンで比較的成功例が多そうだったのでこちらにしました。

成功例というのは、タッカーでステープルを打ち込む際にきっちりと打ち込めるかどうかということです。なのでまずは、実験してみます。ギュッと抑えて握りをギュッと握るとガッチョンとステープルを打ち込みます。

駄目なものはここで斜めになったり打ち込めなかった入りするようですが全てガッチリ打ち込まれているので大丈夫のような気がしてきました。

使用する替えの合皮は、ダイソーや中国製の物を最初検討しましたが色落ちしたりすぐに破ける等の感想を書いているブログが複数あったので検討から外しました。

今回は、壁紙などで有名なサンゲツでソファーなどに使用する合皮も扱っていたのでUP5003という物を使用してみます。難燃素材で環境にイケナイ物質など不使用となっていたので安心ができそうです。ちなみにウレタン素材の合皮は、多少通気性があるので水分を通す可能性があるようです。UP5003は、PVC素材で防水となっていたのもあってこちらを選択。中国製との価格差は、数百円~1000円位。

厚さは、1mm位でしょうか。

裏面は、編んであってあまり伸縮性がありません。ソファー用だけあって丈夫そうです。

このサドルに合皮を張るときに一番難しいと思われるのが真ん中に穴があること。穴の位置に印をしてカッターで切り込みを入れます。

穴の位置を合わせて穴に合皮を引っ張り込みます。

指で引っ張りながらタッカーをしっかりと押し付けてステープルを打ち込みます。合皮に開けた穴の大きさが大きくても小さくても張り具合がおかしくなるので結構大変かも。最初大きく開けすぎてプリーツみたいに段々になりましたので下の写真は、サドルの穴の大きさの90%程度の大きさで切り込みを入れたリトライです。

穴部分が固定されたら穴の横から前方へ少しづつ引っ張りながら皴にならないようにステープルを打ち込みます。ドライヤーを使用して温めると伸びて良い形になるという話だったのですがこちらの合皮は、5~10%程度しか伸びません。このあたりは、薄い素材で伸縮有となっている合皮の方が作業しやすいようです。

困ったのが後ろの部分。ドライヤーガンガンでも伸びないので皴が無くなりません。

仕方なく後ろに2か所折り重なる部分が出現することに・・・少し格好悪いか?

貼り終わった上からの図。破けていたものからしたら高級感が出てしまった気がします。後のたわみが気になりますけど。

穴の部分は、引っ張られているのでカッターの切り口からすぐに破けそうだなと思います。(作業から数か月経過しましたが破けていません。さすがサンゲツ?)

無くなったわけではないですが下の画像の作業からしばらくしたら皴も段々小さくなったような気がします。

穴の後ろ側の糸がピロンとしている箇所から破れると思っていたのですが今のところ平気です。

合皮が貼り終わったので外した金具を戻して自転車に取り付けて試運転したところ特に変に引っかかったり滑りすぎたりせず快適。

雨に濡れても弾いてくれて次の日にヌレヌレにならないです。良き、良き。

最後に

穴ありサドルの表皮張替作業は、作業前は、穴の位置がてこずるかと思っていました。しかし、最後の閉じる部分周辺にたわみが行ってしまうので中間から最後部分へ上手に緩い部分を入れ込んでおいて最後に折らなくても良い程度にしておくのがベターなのかもしれません。

既製品は綺麗にできているのが不思議ですが多分サドルメーカーでは、金型のようなもので熱を加えながらガチョ~ンと挟み込んで形を成型しているので綺麗になっているのでは、無いかと思います。

それと合皮をサドルのスポンジに接着剤で貼っている人がいましたが当方は、貼らなくても特にずれなどを感じていないので貼らなくても問題ないようです。こちらも合皮の素材によるのかもしれませんが。

とりあえず後ろの折り目が格好悪いかと思いましたが駐輪場で誰も気にしていないようなので当方も気にならなくなりました。

高級感のある合皮のシボ加工と乗り心地が変わらなかったので合皮を張って良かったと思っております。

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