PR

自転車のチェーンを逆転するとチェーンが弛んで外れそうになったので修理した

自転車
MF-TZ510 スポークプロテクター付
記事内に広告が含まれています。

自転車のペダルを漕ぐと前に進みます。そして停止する際にペダルを漕ぐのを止めると後輪がカチッ、カチッ、カチッ的にラチェットで空転してチェーンを止めた状態でも惰性で車輪は、回転を続けて進み続けます。

同じ原理で停止中にペダルを逆回転すると後輪が空転して後輪は回転せずペダルが回せます。

しかし、今回自転車で移動中に交差点で停止しようとペダルを止めたところ空転せずにチェーンが弛み外れそうになりました。状況を調べようと下車して逆回転するとチェーンが緩んでなんとなく後輪のラチェットが動いたり何故かそのままバック方向に回転してしまうので何とかならんか?と当方を数十年前に創出した人が言ってきました。

これは、異常です。

スポンサーリンク

異常の原因調査

と、いう訳で原因を考えると最初は、リアディレイラー(変速機)のバネが弱くなったのか変速用スプロケット(リアディレイラーに付いているチェーンがかかった小さい歯車)の回転が悪くなったのかと思いましたが外して掃除等して調査すると問題ないようです。

すると原因は、後輪の軸周りになるのですが逆回転させてよくよく調べてみるとどうもラチェットが効く時と効かない時があるようです。

なのでラチェットー>フリーホイールが壊れたかグリスの固着、ゴミ混入等で動作不良の気がした為分解して掃除しようと企図します。

ボスフリーのスプロケットを外して掃除

外した後輪スプロケットが下の写真。MF-HG37というママチャリ用よりすこし良いタイプのスプロケットらしいです。7速は、13-28歯タイプと14-28歯タイプがあったようですがこちらは、14-28歯です。真ん中がいかにも古くなっているノーメンテナンスでそのまま10年以上という感じを醸し出しています。

単体で真ん中を回転させるとジャリジャリ音がして抵抗感が半端ないです。人間の脚力ってすごい。

上の写真の真ん中に二つ窪み穴がある蓋付は、スプロケットとフリーラチェットが別のカセット式では、無く一体型のボスフリーと判明。

シマノの「TL-FW30 マルチプルフリーホイールリムーバー」を上の写真のギザギザ部分に差し込みモンキーレンチ単体では、回らなかったのでモンキーレンチの先に直径32mmのアルミパイプをあてて反時計回りに力を込めると簡単に回り外れました。(カセット式は、異なる工具が必要らしい)

外した後分解して清掃しようと思いスプロケットが回転しないように裏側からTL-FW30を差し込みモンキーレンチで押さえます。

そして蓋部分を回転させるのにピンスパナやカニ目レンチ等2個の2.8mm程度(穴と穴直線約30mm)の穴を同時に回せる工具が必要なようです。そこでたまたまあったスナップリングプライヤーの曲がっている先をはめ込み、いざ回転(逆ネジなので時計回り)。

力を込めるとボキッとおれました。本来は、スナップリングと言うC型のリングを着脱する為の工具なので仕方ないです。この交換できる先っちょだけで1000円以上するんです。この工具があったから行けるかと思い分解修理を意図したのですが失敗。

次に考えたのがこちら。L字金具に六角レンチのサイズが合いそうなものを2本挟んでネジ締めして工具の代わりにする方法。

2個の穴にガッチリはまって良い感じだなと思い渾身の力を込めます。が、回りません。何度か試しましたが数度目で六角レンチがグニャリと曲がってしまいました。ダイソーの工具などそんな程度の物です(目的外使用???知らんがな)。

ここまで来て諦めました。どうも力が蓋にしっかりと伝わらないのと激しく固着しているようで労力に見合わないと思います。

新品のボスフリースプロケット(マルチプルフリーホイール)を探す

シマノのMF-HG37という商品は、すでに生産終了のようです。流通在庫がネットだとありますがいずれも3000円以上になっています。少々プレミアムが付いているようです。

もう少し探すとどうやら最近は、カセット式のフリー機構が主流のようでボスフリー式のラインナップは、縮小中のようです。型番の頭が「MF」の物がボスフリーで「CS」の物がカセット式らしいです。CSの方にはHGシリーズがあります。

で、シマノ以外にも台湾製等互換品があるようですが目利きができないニワカには、やはりシマノ製が良いのでシマノ製を探すと「後継品」とは、見つかりませんでしたが個人ブログやamazonレビュー等を見るにMF-TZ500MF-TZ510という物が互換性があるように思えてきました。

MF-TZ500は、MF-TZ20の後継品となっておるようでそちらは、問題ないのですがMF-HG37の互換度が分かりません。しかし、個人ブログでMF-TZ20からMF-TZ500に交換後13歯が欲しいからMF-HG37の13歯始まりの新品を入手して装着したという記述を見つけました。

なのでMF-TZ500で交換が可能かと思いましたがMF-TZ510MF-TZ500の後継品と記述されています。何が異なるのかと調べるとMF-TZ500の耐腐食性を上げたとなっています。

価格差は、100~200円程度なのでMF-TZ510を選択。良く調べるとスポークプロテクター無しは、MF-TZ500と同程度の値段で販売しているお店がありますが元々ついているスポークプロテクターは、半透明の経年劣化で黄色くなり少し触るとパリパリ割れるあれなので黒で格好の良いスポークプロテクターが付いているタイプを選択。

ビニールに適当に入っているだけかと思ったら箱に入ってきました。

開けると中は、そのまま入っています。1枚説明書きが有ってQRコードを読み取ると詳細な説明書が読めるとなっていたので読み取って開くと・・・腹立たしい位ただの注意書きが出てきます。意味なし。

取り付けは、取り外しの逆手順なので特に困らないですがあのマニュアルシステムは、謎な仕組みです。開発途中で予算が切れたかマニュアル担当部署が非協力的なのでしょうか。

で、車軸に取り付けるとスポークプロテクターも干渉無く問題なく装着できました。

自転車に組み付けてペダルを逆転すると問題なくラチェットが回転して綺麗に空転します。以上問題解消です。

最後に

自転車用の工具は、各メーカーが好き勝手に作っただけあって千差万別です。それも統一の方向に向かっては、いるようですがまだ、専用と言われる工具の世界の物が多いようです。

2-3年でメンテナンスを行わないといけないのですからもう少し入手性の良いホームセンターで販売されているような工具で整備可能な作りにしてほしいです。

「小学校3年(自転車乗車許可)、中学校3年、高校3年と3年ごとに買い替えて大人になると自転車に乗らなくなる人が大多数だから気にしなくて大丈夫」とか「面倒な異常は、買い替え推奨で対応」等の思惑があるのかどうかわかりませんが不親切な気がします。

お金をケチらずに「自転車整備士のいるお店へ」って昔CMやってたのでそこの全国チェーン店に聞いたら車軸は、非対応とか宣っておったのですがどうしたら良いのか?
自分で修理しか無いでしょう。

買い替えは、最終手段。

自転車業界は、SDGsに砂をかけているのか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました