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キャノン製IP2700に互換インクを補充してみました。[周辺機器]

周辺機器
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インクジェットプリンタが低価格になって久しくあります。1万円以下の安いプリンタがエプソン、キャノン、HPやブラザーと各プリンターメーカーから発売されては、消えていきましたがそんな中キャノン製のip2700は、発売から5年以上経過しても製造が継続されていた低価格プリンタです。(最近TS203やTS3130という後継機?が発売されてから高価格化しましたが・・・)概ね3000-4000円程度で販売されていたと思います。専用インクが黒とカラーセットで4500円程度で販売されているのに本体にインク付きで4000円以下で販売されていたという事でインクが切れると本体を買い替えるという人も多いようです。ヤフオク等だとインク無し状態の新品が出品されている事が有りますがあれは、インク単体で購入するよりも本体を購入した方が安いからインクだけ抜き取って新品本体を処分しているのだとか。

当方も郵便物のあて名ラベル印刷程度しか使用しないのでこんなもので十分なのでip2700を使用しています。

そんな当方のip2700ですが購入から1.5年程度で黒インクがピンチようです。印刷時にインクが少ない警告がでます。

その為インクカートリッジを購入しないといけません。インク残量が乏しい方の上に出ている黄色のビックリマークを押すと純正インクの型番が解ります。BC-310となっています。そして純正インクの購入も可能です。

純正インクが高価であることは、解っているのでネットで調べるとどうやらリサイクルカートリッジと言う物が単色1200円程度で販売されています。更にインクのみを補充するタイプもあります。こちらの方が若干安いです。リサイクルカートリッジは、黒とカラー両方購入すると3000円程度になりますがインク補充タイプだと1300円程度なので今回は、インク補充タイプを試してみます。

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インク補充

インク補充タイプもいくつかの企業からいくつかでています。最初黒のみのエレコムの顔料インクを購入しようかと思いましたが今回のインク切れまで1.5年だからそんなに補充しないし保管中に劣化しそうなので今回は、黒とカラー両方がセットになったお試し価格品を試してみます。こちらも2-3回程度補充できる量と記述がありお得な気がしました。黒が顔料インクですしね。
ゼクーカラー製「NBC340BCL」
Amazonで発注して届いたのが下の箱です。

開けると中身は、こんな感じ。インク4色と穴あけ用のドリル、手が汚れないようにビニール手袋、穴をふさぐ用?のシール。インク詰め替えには、他にインクカートリッジを外した際に下に敷く紙と不要なインクを拭くティッシュ、穴の中に差し込む楊枝等があると便利。

マニュアルもカラーで写真付きで解りやすそうです。

それでは、インク補充を始めます。
本体の電源を入れます。いつものウィーン、ガチャンガチャンと無駄な騒音が鳴り響きます。音がしなくなったら蓋を開けしばらく待ちます。

すると勝手にインクカートリッジが取り出しやすい位置で止まります。

インクを補充するインクカートリッジを外します。今回は、黒なので右側です。カートリッジに覆いかぶさる手前の灰色部分(糸巻きエイの頭みたいの)を奥に軽く押しながら上に持ち上げるとカバーが上がります。インクの手前を軽く持ち上げるように手前に引くと外れます。外れない場合は、外れるように戻したり色々と頑張れば外れます。新品購入時に一度は、はめ込んでいるのですからできない筈がありません。知能が試されます。

インクカートリッジを外すとヘッド周辺は、インクが付いていると思いますので素手で触らない方が無難です。

とりあえずインクが染みても大丈夫なように用意した紙を引いてヘッドを下にしておきます。当方は、段ボールの上にチラシ敷いて使用しました。ちなみにヘッドを下にしてもインクは、ダラダラと垂れてこない筈なので大丈夫な筈です。ダラダラ垂れてきたらヘッドが損傷しているかも。

インクを補充する為に穴を開けるのですがこの穴は、カートリッジの上部に貼ってあるラベルの下にある空気穴を拡張します。ですので付属の穴上げドリルの用意です。

そしてゆっくりと破らないようにシールを半分程度剥がします。マニュアルには、「剥がしてカートリッジ横に貼れ」と書いてありますがこの辺りのやり方は、自由でしょうね。黒インクの場合は、代替真ん中辺りに空気穴があります。下の写真だと丁度剥がしたシールの下辺りの丸窪みです。小さいです。

空気穴は、小さいのでこの穴を拡張します。ドリルの先を空気穴に当てていきなり「グリン!」とやらずにマニュアルにあるように右に90度とか180度とか少しずつ削っては、左に戻して等繰り返しドリルの先がずれない感じに削れて来たら少しずつ力を入れて削っていきます。その際少し削れたカスがでますので下に紙でも引いてやった方が無難です。3-4回転分位回すとブスッと言う感じで抵抗が抜けると思います。

穴が拡張されると下の写真のように綺麗に穴がありきます。中を覗くと白いスポンジが見えます。

ここから黒インクを注入します。
が、ここで焦っては、いけません。
穴にインクノズルの先を挿してビューと押したくなるのが人情ですがそれをやると大惨事だと思います。

インクカートリッジの中には、印刷時に少しづつインクが出てくるようにだと思いますがスポンジが入っています。このスポンジにインクを浸み込ませるのですが乾いたスポンジで水を吸い取る様には、いかないようです。マニュアルにも「少しずつ」と書いてあります。穴から中を覗くとスポンジとカートリッジ上部に少し隙間がありますのでそこにインクを載せる程度で十分というかそれ以上は、入らないです。噴き出ないように様子を見つつイライラしながら微妙な力加減で微量づつ入れていきます。最初の5分程度は、「本当に入ってる?」と思う位入りません。インクボトルを押して変形を感じる前に吹き出す感じです。
正直こんなに入らなくて大丈夫なのだろうか?とマニュアルを読み返すと穴から楊枝でスポンジを挿して穴を開けると少し吸い込みが良くなると書いてありますのでそのようにしてみたところ2-3押目までは、殆ど入っていかなかった感じなのですがそれ以降は、インクボトルの形が変わる位押しても噴出さない位入っていく感じになりました。しかし、やはり少しづつに変わりは、無く焦ると吹き出します。
気の短い方は、純正品かリサイクルカートリッジ買った方が無難でしょうね。

で、少し入れては、待って、少し入れては、待ってとやっているうちにマニュアルに書いてある注入量10mlに到達しましたので補充完了とします。注入開始からなんと15分程度経過しています。その位少しづつじゃないとすぐに吹き出します。根気です。

インク注入後は、ラベルシールを元のように貼り戻します。インク注入後もヘッドの方からダラダラインクが垂れることも無いようです。

インクカートリッジをプリンタに戻して蓋を締めると勝手にウィーン、ガチャコンといういつもの無駄な騒音発生動作をして印刷待機状態になります。

インクカートリッジをプリンタに戻してもインク残量表示は、戻りません。何故ならこの残量表示は、インクカートリッジが何枚印刷したら多分インクが切れるよという目安を表示しているからです。実際のインク残量は、チェックしてないみたいです。そしてその印刷枚数は、カートリッジごとに専用チップが載っていてそこに暗号化されて記憶されているのでメーカー以外いじれないとか。なのでインク残量表示をリセットするには、新品の純正インクに交換するしかないようです。

ただし、仮にインク残量少表示がインク切れ表示に変わって印刷できなくなっても印刷待機状態でリセットボタンを5秒以上押し続けるとインク残量チェック機能が停止するのでインクカートリッジにインクがある限りは、印刷できるようです。廃インクタンクが一杯にならない限りは・・・。

テスト印刷

さて、早速テスト印刷と思いましたがマニュアルには、1時間から半日程度置いてからでないとインクがスポンジに馴染まないので印字が掠れるとの記述があったので1日置いてからテスト印字です。今回黒のみ補充なので黒のみ使用設定にして印字します。

「貴様インクを外したな?全てわかっているぞ!」的なメッセージが出ます。要らないメッセージな気がします。

「電源ボタンで電源切りせずに電源プラグ抜いたな!」というメッセージも出ます。インクカートリッジを抜いた際にカートリッジを押さえていた灰色の抑えを上げたまま電源を入れて置いておいたら勝手に戻ろうとするのが邪魔臭くて電源を抜きました。電源ボタンを押してもヘッドを格納しようとして邪魔臭いし。灰色の抑えが上がっていると格納位置に戻れなくてガツンとかなってよろしくなさそうな気がしたので。ガツンした後バツが悪そうにインク取り外し位置に戻りますけどね。

まずは、Windowsのテスト印字です。Windows10の設定のこの画面にある奴。

印字結果を見る限り問題なさそうです。文字の掠れも見当たらないようです。

文字だけだと純正インクが残っている事を考慮して絵を印刷してみます。フリー素材から持ってきたどこかでみた事が有るような荒れ海です。ヘッドの端が重なる部分に線があるような気がしますが純正インクでもそうだった気がしますので大丈夫そうですね。

最後に

純正カートリッジが黒とカラーで4000-5000円とう事を考慮すると1300円で補充できるのは、お買い得でしょうか。後は、半年後や1年後に消えてしまったり色褪せたりしなければ良いのかもしれませんが当方は、郵便の宛名ラベル用が殆どなので1-2週間持ってくれればOKだからどちらにせよ補充インクで十分では、あります。

インクジェットプリンタで気になる点は、インク切れと廃インクタンクの問題ですがそのインク残量の方が解決しました。廃インクタンクがどの位でいっぱいになってエラーが出るのか解りませんが出たら本体も交換が手っ取り早いでしょうかね。

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