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Silver Soul 135というThermalright製の135mm高さのCPUクーラーとIFE2を装着します。

周辺機器
Thermalright SS135
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Intel Celeron g3900を長らく愛用しておりました。非常に省電力で冷たいCPUです。

CPU自体に問題は、無かったのですが負荷をかけるとグラフィックボードのファンが大回転して画面が真っ暗になり反応無しで再起動以外何もできない状態になりました。そこでまず、グラフィックボードを交換します。

しかし、同じような不具合が発生したので調査するとどうも原因は、マザーボードにあるように見受けられます。

そこでCPUとマザーボードも交換しました。g3900のCPUクーラーは、当然使用できないのでCPUクーラーも購入しました。

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CPUクーラーを選択する

CPUがAMDのRyzen 5700xなので王道は、DEEPCOOLのAK400サイズの虎徹3PCCOOLERのK4だと思います。値段も3000円前後(2024年1月現在)とそこそこですし。

しかし、これらのクーラーは、身長が155mm前後あります。当方が現在使用しているPCケースは、オウルテックのOWL-103-SILENTという少々お古目のリアファンが80mmPCケースの為に格納することができません。頑張って140mm位迄なのです。

そこでその高さと予算4000円以内で考えるとIDCOOLINGのSE-914-XTJIUSHARKのJF100-RS等サイドフローだがファンのサイズが100cm以内になるものがほとんどです。youtubeで調べるとどれもアイドル時は、静かだが少し温度が上がるとファンの回転音が騒々しいというレビューが多く静音性がいまいちな感じです。

もう少し調べると価格.comに掲載されていないThermalrightのSI-100がトップフローとしてお値ごろ価格で見つかります。更にID-COOLINGのSE-207-XT-SLIMという低身長ながらデュアルタワーでサイドフローのCPUクーラーも見つかりました。ただ、5000円以上と少々お高い。

SE-207-XT-SLIMとのyoutube比較レビュー動画でThermalrightのSilver Soul 135というクーラーが出ていてこちらの方が2~3度程度ですが冷えるような海外の人のレビュー動画がありました。他にも色々調べた結果、最終的にサイドフローのSilver Soul 135SI-100が残りました。

マザーボードにも風があたりやすいトップフローとCPUが良く冷えるサイドフローどちらが良いかと悩みますが結局よく冷えるらしいサイドフローのSilver Soul 135を選択。調べるといつものAmazonで3313円程度(2024年1月現在)とお値頃の価格。

ドリス電子科学技術有限会社という中国の代理店がなぜかThermalRight製品をアマゾンジャパンでお安く販売しています。と、いうか他に取り扱っている店舗が数軒(販売モールの個人事業転売屋は、気にしない)しかない気がします。

Thermaltake製 Silver Soul 135 CPUクーラー

届いたクーラーがこちら。最近のCPUクーラーの箱は、とても大きいです。g3900は、CPUと一緒にリテールクーラーがビスケットの箱程度のサイズに入っていたのにこちらは、宅配便60-80サイズ程度のサイズ。そして重い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

箱は、樹脂の梱包材にガッチリ差し込まれているので投げても大丈夫そうな緩衝材です。そんなにする必要があるのか謎です。

放熱フィンが白色のバージョンが一番安かったので白色にしました。放熱フィンって塗装したら放熱性が落ちるような気がするのは、自分だけでしょうか。謎。

吸い込み側の空気が右のフィンを通って温まった風が左の吹き出し側のフィンを通ったら左のフィンは、温まった空気で放熱するという事なのでしょうか。更に謎。

CPUの頭に載る部分は、ヒートパイプに直接接触では、無く金属プレートが付いています。そこに透明ビニールが貼ってあり使用前は、剥がしてね♪的な事が書いてあります。

保証書は、中国語です。Thermalrightは、台湾が起業地なので台湾の中国語です。か?

親切に説明書も紙で同梱されています。

開くと同梱物や組立方法が書いてあります。台湾の中国語で。漢字なので何となく解った気になります(注:イラストのおかげ)。

と、裏側を見たら問題なく英語版がありました。何か中国漢字も見受けられますが十分ですね。

今回CPUのスッポン防止のためにそういう金具を導入しました。ProArtistのIFE2というAM4ソケット専用のCPUクーラー取り外し時のピン曲がりやスッポン防止用の金具です。

IFE2の厚みが約1mm程度なのでSilver Soul 135に同梱のスペーサーをそのまま使用すると1mm程度高くCPU頭が窪んでしまってクーラーと接触せずに意味がなくなってしまいます。その為スペーサーを削る必要があります。

同梱スペーサーを削っても問題ない人は、1mm程度やすりで削れば丁度良くなると思います。

自分は、白いABS丸棒を削って自作しました。自作PCですし自作ですよね。

IFE2

マザーボードに付いてたマウントを外してバックプレートのみ残します。そのバックプレートを背後から装着して自作スペーサーをネジ穴に挟んでIFE2とマウントを装着した状態です。

だいたい1mm強CPUの頭が出ている状態です。この状態ですとCPUの淵の緑色の部分を抑えていますしCPUクーラーの接触面も出ているので問題なく装着されていると思います。

CPUクーラーの接地面は、フィンに対してほぼ真ん中です。

フィン下から接地面まで約35mmです。

クーラー取付前にCPUグリスを塗ります。当方は、海外の色々な塗り方実験動画を見て一番効果が高かった方法である均等塗りを採用(といっても2度差程度)しました。この辺りは、日本人Youtube動画に多いチューブからウニュウニュと真ん中のみや数か所に盛ってそのままクーラーを載せる方法でも基本的に自由です。自分の財産ですからね。

なんでも塗ってあれば変わらないようなので同梱のThermalright製TF7というCPUグリスをそのまま使用します。12.8W/mkという性能なので悪いものではないと思います。

ちなみにg3900には、サンハヤトのSCH-20放熱シリコーンという0.84W/mkな低性能品を使用していましたがなにも問題なかったです。

CPUの上にグリスを数箇所盛ってドコモのカードが余っていたのでこちらをヘラの代わりにしてビヨ~ンと平らに伸ばしていきます。

ん~~。何か伸びが悪いです。水分が不足したパテや乾燥した粘土を伸ばしているみたい。

塗れない箇所に適宜追加しては、ヘラで伸ばすを繰り返して数回。結局同梱グリスは、全部使い切りました。

グリスを塗り終わって捨てる際にもう一度グリスの容器を見るとグリスでは、無くサーマルペーストとなっています。なので水っぽさが無くて当然なのかもしれません。

何とか前面に塗り終わりました。これ以上伸ばそうとするとヘラにペタペタ付いて来てしまってCPU上のものが剥がれてしまうのでこれで良しとします。

CPUクーラーの例のビニールを剥がすとツルツル接地面が現れます。油膜のような波紋のようなものが見えますが多分大丈夫でしょう。

マウントのネジ突起とクーラーのネジが合う位置にクーラーを置いてネジ留めです。ネジ山に届くのに意外に強い力が必要でした。

そしてどこまで締めてよいのか解らなかったので左右並行でギュッとなっていると思われる程度に締めて止めました。お好みでテンションを設定できるのがネジ式の良いところだと思います。

ここの取り付け方は、他の製品だとクリップ式のものもありますがあれは、指を怪我しやすいしマザーボードが破損するのでは、ないかと心配になる位とてつもない力が必要だったりするので好きでは、無かったので良かったです。

取り付けた時の状況は、このような状態です。丁度良い感じにCPUの上に載っていると思います。

CPUファンは、TL-D12 Pro-W PWMという120mmファンです。最高1850回転。風量は、82CFM。ノイズが29.6dBA。135mmの身長に120mmファンが搭載できるように角が小さめになったファンです。

他のCPUクーラーと同じでクリップでファンを放熱フィンに引っ掛けて止めるタイプ。

ファンの外側にクリップを取り付けて引っ掛けます。ちなみにファンの型番シールが付いている方が吹き出し先です。写真の付け方だと逆。動作時に思ったほど温度が下がらなくて焦る原因です。

ファンのケーブルをマザーボードのCPUファンコネクタに接続して取付完了です。

マザーボードは、AsrockのB550m SteelLegendですが全く干渉もなくあっけない感じです。

取り付け後マザーボード上面からの身長を測ると約145mmです。CPUの頭までが約10mmと考えると135mmなので説明書き通りかと思います。

PCケースに搭載すると下の画像のようになります。白色が少し異様ですが片面透明ケースでは無く両面鉄板ケースなので普段見えませんからどうでもよいです。リアの80mmファン1個で排気が追い付くのか懸念点が残ります。吸気ファンはありません。

動作テスト

テストでファイナルファンタジー15ベンチを実行します。1920×1080、最高画質です。特にファン回転数などなにも設定していないデフォルト状態です。

【今回組み立てた実行環境】
CPU:AMD Ryzen 5700x
CPUクーラー:ThermalRight Silver Soul 135
マザーボード:Asrock B550m SteelLegend
グラフィックボード:MSI RTX3060 12GB
PCケース:オウルテック OWL-103-SILENT(排気ファン80mm:AVC DS08025R12UP024/最大2200回転)

下が実行前のアイドル時の状況で大体CPUが33-40度前後。マザーボードが平均28度前後。

最初に間違えてCPUクーラーのファンの向きを逆に付けた状態で実行したら56度位まで行きましたがCPUは、55度を超えることは、無かったです。平均50度前後。

Asrock製マザーボード用ソフトのA-TuningでCPUクーラーファンの回転数をもう少し回るようにすると50度を超えることがほぼなくなります。

最後に

高さが155mm前後の人気CPUクーラーじゃないと冷えなくて購入したのを失敗した感が漂うのかと思いましたが全然問題なかったです。

CPUファンの音ですが個体差もあるのでしょうがどうも1300~1400回転前後にコーンというような軸ブレ音まで行かないようなそうのような音がする箇所がありますがそれ以外は、一般的な風の音です。ケースの構造にもよると思いますが1200回転以下であればほぼ無音だと思います。
1500回転を超えるとモーター音のような音も交じってちょっと大きいですがRTX3060のファン音の方が大きいのでかき消されるようです。

CPUクーラーは、問題ないですが正直グラフィックボードのホットスポットの温度の方が気になります。今は、2月なので夏場になったらどうなるでしょう。心配。

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